ICTと生成AIが創る新しい学び ~情報活用能力育成セミナー~を開催しました
2024年11月15日、北海道教育大学附属旭川小学校にて「ICTと生成AIが創る新しい学び ~情報活用能力育成セミナー~」を開催しました。
当日は、札幌国際大学 基盤教育部 准教授である安井政樹先生を講師にお迎えし、特別授業と講演を通じて生成AI時代の教育の可能性と課題について深く学びました。
特別授業「AI時代と人の心」
セミナーは、安井先生による特別授業からスタートしました。6年2組の子供たちが参加し、テーマは「AI時代と人の心」でした。授業では、生成AIを含む新しい「道具」を人の幸せのために使うことの大切さを学ぶ内容でした。
授業では、以下のような取り組みが行われました:
- 様々な道具について、幸せにつながる使い方と不幸せになる使い方を考える。
- 「なぜその道具を使うのか」という目的を意識する対話を行い、目的と方法の一致の重要性を学ぶ。
- 生成AIを含めた未来の技術についても紹介し、「道具を幸せのために使う」心を育む。
参加者からは「児童が主体的に考える姿が印象的だった」「AI時代に求められる倫理観を育む重要性を実感した」といった感想が寄せられました。
講演「AIがもたらす教育への影響」
午後には安井先生による講演が行われました。生成AIが教育現場にもたらすリスクと可能性について、具体的な事例や実際の体験活動を交えながらわかりやすく解説いただきました。
特に「生成AIをどのように児童や教員が活用していけるのか」「教育現場での活用に向けた事前指導やリスク管理の重要性」など、多くの示唆が得られました。講演の後半では、参加者が生成AIを実際に操作し、授業設計や業務改善の可能性を体感しました。
参加者からは、「AIを怖がらずに知ることが重要」「授業だけでなく、校務の効率化にも活用できる」といったポジティブな声が多く寄せられました。
セミナーの成果と次回の予告
今回のセミナーを通じ、参加者が生成AIの活用法や教育の中での倫理的アプローチについて深く学ぶ機会となりました。また、生成AIを活用する際には「何のために」「どのように使うか」を明確にすることの重要性を再確認しました。
次回セミナーは、12月17日(火)の午後に開催予定です。次回は、本校の提案授業や公開授業を中心に進め、さらに具体的な生成AIの活用方法を共有する予定です。詳細が決まり次第、改めてご案内いたします。