令和4年2月12日（土）、函館市中央図書館視聴覚ホールにおいて、HUEレインボーはこだてプロジェクト主催による「レインボーはこだてシアター vol.3」を開催し、約50名の市民が参加しました。

　「レインボーはこだてシアター」は、性の多様性に対する理解を深めることを目的としています。3回目となる今回は、米国における同性婚裁判を扱ったドキュメンタリー映画『ジェンダー?マリアージュ?全米を揺るがした同性婚裁判?』を上映した後、『愛と差別と友情とLGBTQ+　言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』（人々舎、2021年）の著者であるジャーナリストの北丸雄二さんに、「歴史を語り直すこと、作ること?民主主義の新たな対抗?」と題した講演をしていただきました。

　北丸さんの講演会では、歴史の大きな流れに位置付けながら映画の内容が分かりやすく解説されるとともに、函館市で現在導入が検討されているパートナーシップ宣誓制度や、日本各地で展開されている結婚の平等を求める訴訟の意義が力説されました。

　参加者の方からは、映画と講演会の組み合わせによって、性の多様性やパートナーシップ宣誓制度，結婚の平等の重要性がより深く理解できたといったコメントがありました。

　HUEレインボーはこだてプロジェクトでは、今後も性の多様性に対する理解促進につながる活動を展開しつつ、多様性に価値を見出す地域づくりに取り組んでいきます。

※「レインボーはこだてシアター　vol.3」は、函館校地域協働?国際化推進事業【北海道教育大学基金】の助成により実施されました。