大学紹介北海道教育大学がめざすもの
北海道教育大学は、北海道における教員養成の拠点として、「実践的指導力を有する教員養成」と「地域活性化に寄与する人材養成」に取り組み、北海道全域の人間と地域の成長?発展を促す大学として歩んでまいりました。第4期中期目標期間を迎えるにあたり、これからの予測困難な時代を見据え、本学は自らの強み?特色?使命を原点から見つめなおし、このたび、本学の果たすべき役割を「北海道教育大学のミッション」として、ミッションを踏まえて描く中長期的な方向性を「北海道教育大学のビジョン」として、それぞれ整理いたしました。
ミッションには、教育(人材養成)、研究、現職教員支援という項目を掲げて、本学が国立大学として果たすべき役割を明示しました。例えば教育のミッションとして「教員の養成」及び「教育マインドを持って地域創生の核となる地域人材の育成」を通じて、「持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に寄与する」ことを宣言しています。
ビジョンには、教育、研究、地域?社会貢献、大学経営のそれぞれにおいて、中期的なビジョンを着実に実現するための「戦略」と、それに基づく具体的な行動計画となる「取組」を掲げました。
このミッション?ビジョンを踏まえ、第4期中期目標における基本的な目標として、前文に「教員養成大学としての専門性の強化」「実践型教員養成への質的転換」「地方創生を牽引する人材の養成」「学科の専門的基礎研究成果の教員養成教育への活用」「経営基盤の強化」を掲げました。そして、6年間で達成すべき13の目標として、例えば「Ⅰ.教育研究の質の向上に関する事項」では、「地域の学校教育?社会教育の振興や文化の発展を牽引し、教育課題解決と地方創生に寄与する」「地域の教育界で中核となって活躍できる教員を養成する」「(研究の成果を)学校現場等へ還元し、地域の教育力向上につなげる」等、ミッションを意識した目標を掲げています。
これらを達成するための具体的な方策を中期計画として定め、ミッションの達成に向け取り組むこととしたところです。
北海道教育大学は、これからも求められる人材養成に相応しい教育?研究を行い、北海道の教育力の向上と発展に貢献することで、地域の皆様の期待に応えていきます。
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[ミッション?ビジョンの審議等経過]
2022(令和4)年3月 2021(令和3)年度第22回役員会承認
2022(令和4)年4月 本学ホームページで公表
ミッションの再定義
ミッション(使命)とビジョン(方向性)
北海道教育大学が、「自らの強み?特色を生かして果たす役割?機能」と、「中長期的な方向性や目指す姿」を、それぞれ「ミッション」?「ビジョン」として定めています。北海道教育大学の「中期目標?中期計画」と「ミッション?ビジョン?戦略?取組」の関係性イメージ
北海道教育大学のミッション
北海道教育大学は、北海道における地域人材育成を担う拠点大学の一つとして、予測困難な時代に対応し主体的に学び続ける教員の養成を中心に据えて、地域社会の更なる発展に貢献するため、次に掲げる使命を遂行します。教育(人材養成)
- 教員の養成及び教育マインドを持って地域創生の核となる地域人材の育成を通して、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に寄与します。
教育においては「創造し行動する教養」を身に付けさせるとともに「豊かな人間性と主体性」を育みます。なかでも、教員の養成においては、教育的愛情と使命感を持って学び続ける姿勢を持ち、学校という臨床の場における基本的な研究力に裏打ちされた実践力のある教員を輩出して、北海道の教育に貢献します。
研究
- 教育現場が直面する様々な課題を解決するため、基礎研究で得られた理論や知見を学校現場における実践につなげるなど、臨床的研究を先導します。
- 教員養成機能の高度化に向け、教員養成上の問題に関する研究に取り組み、学術的な成果を生み出します。
- 学科においては、地域の発展に寄与するため、学科を構成する諸学問の基礎研究に基づく優れた実践例や最新の知見を地域に還元するなど、社会が抱える多様な課題の解決に向けた研究に取り組みます。
現職教員支援
- 社会変化に伴う新たな教育課題やキャリアステージに応じた諸課題を解決するため、教育委員会等と連携した現職教員の教育?研修機能の高度化を進め、“学び続ける教員”を支援します。
北海道教育大学のビジョン
北海道教育大学が、ミッションに基づき描く「令和4年度(2022年度)から中長期(10年程度)」の期間における中長期的な方向性や目指す姿を、「ビジョン」として定めています。ビジョンには、中期目標?中期計画には含まれない「北海道教育大学独自の戦略?取組」を含んでいます。
北海道教育大学のビジョン