Q:学校臨床心理専攻ではどのようなことを学べるのですか。
子どもを理解する力、子どもの気持ちや行動をアセスメントする力、発達を支援していく力、連携協働していく力、実践的課題を発見して研究的な側面からアプローチする力等をつけるための授業構成になっています。Q:特色はなんですか。
修了のためには、修士論文を書き、審査に通る必要があります。社会人の方は、現場での経験を基に、学部直進の方は調査研究を基に修論を書かれることが多いです。修了すると、修士の学位が付与されます。Q:どんな授業が行われているのですか。
カリキュラムは、専門科目と課題研究によって構成されています。専門科目は、臨床心理学?教育学?教育心理学?特別支援教育学等を基盤とする学際的な領域である学校臨床心理分野に関わる専門的内容又は研究方法論、研究倫理等について学修します。
Q:専任教員はどのような人ですか。
教育学を基礎とする教員と、臨床心理学を基礎とする教員がいます。臨床心理学を基礎とする教員は全員、臨床心理士です。全教員が現場に密着した研究をし、その経験を基に学生の指導を行っています。Q:働きながら通えますか。
平日の授業は18時からになりますので、仕事を終えてから授業を履修することができます。教員のみならず、今まで看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士等、さまざまな職種の方が入学されています。Q:どのような心理の受験資格が得られますか。
一定の科目を履修することで学校心理士と臨床心理士の受験資格が得られます。臨床心理士は、2種校の指定を受けていますので、修了後1年間の実務経験を経て資格試験を受けることになります。Q:教育職員免許状(専修免許状)を得ることはできますか。
対応する教育職員免許状(1種免許状)を所持している方が学校臨床心理専攻において所定の単位を修得したときは、以下の教育職員免許状(専修免許状)の授与資格を得ることができます。- 幼稚園教諭専修免許状
- 小学校教諭専修免許状
- 中学校教諭専修免許状(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、保健、技術、家庭、職業、外国語(英語))
- 高等学校教諭専修免許状(国語、地理歴史、公民、数学、理科、音楽、美術、工芸、書道、保健体育、保健、家庭、情報、農業、工業、外国語(英語))
- 養護教諭専修免許状
Q:2年間では単位取得や修士論文の提出が困難と見込まれる場合の長期履修制度はありますか。
就労、家族の看護介護、ご自身の療養等と学業との両立が困難で2年間での修了が困難な場合には、2年間分の授業料の納付で、履修期間を3年間または4年間に延長できる長期履修制度があります。Q:入学前及び在学時に教員裁量試験に合格した場合、教育委員会におおいて名簿登録機関の延長が措置されていますか。
北海道?札幌市の公立学校教員採用試験に合格して学校臨床心理専攻へ進学する場合は、1年間の採用候補者名簿の登録有効期間を更に1年間延長することが可能ですので、2年間で大学院を終了いた後に教員として採用あれることとなります。また、1年目の在学中に合格した場合も同様に2年間で修了した後に教員として採用されます。同様の措置は、東京都、神奈川県をはじめ他の府県でも講じられています。措置の有無、内容等は当該都府県の教員採用選考の要項等で確認してください。
Q:(奨学金制度や経済支援について)
奨学金制度
以下の日本学生支援機構奨学生(留学生を除く)へ申し込むことができます。種別 | 金額 | 備考 |
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第一種奨学金 | 月額5万円?8万8千円から選択 | 無利息 |
第二種奨学金 | 月額5?8?10?13?15万円から選択 | 卒業後は年利3%を上限とする利息付 |
その他、詳しくは本学の学生支援課にお尋ねください。