機構の取組【教員養成イノベーション機構】令和6年度全学FD「学生の教職意欲と関連する要因は何か?」の実施について
令和6年8月21日(水),本学事務局を会場として,全学FD「学生の教職意欲と関連する要因は何か?」を開催しました。
本FDは,本学が目標として掲げている本学の教員採用試験受検率の向上のため,まずは本学の教員採用試験の受検率の状況を教員一人一人が理解し,学生の教職意欲とそれに関連する要因は何か考えることで,受検率向上のための方策を考える機会とするFDとして,本学教員養成イノベーション機構が企画?実施したものです。
当日は本学IRセンターの渡辺匠准教授を講師として,札幌地区は対面,それ以外の地区からはオンラインでの参加とし,全学から合計37人の教員が参加しました。
渡辺講師からは,就職データや学業成績データ,入試データ等を基に行われた量的(数値)データの分析と,2023年度上級生意識調査結果による質的(言語)データの分析の2つの観点に基づき,教職意欲が教育実習や教員としての自信,教職に関する意識(やりがい等)等と一定の関連性があるとの分析結果の報告がありました。
教育実習との関連で見ると,教育実習で教師を目指す自覚等が身についた学生ほど(実習での経験?学習)教職意欲は高く,対して実習をもうやめたいなど,教育実習でバーンアウトした学生ほど教職意欲は低い,また,教職のやりがいを感じている学生やへき地に対する意識が肯定的な学生ほど教職意欲は高い一方,責任の重さや忙しさ等,教職へのネガティブなイメージは教職意欲とあまり関連がないとの説明がありました。
参加者からは,教職意欲と教育実習との関連について知ることができてよかった、教育実習や授業のあり方について考えることができたといった感想が寄せられ,本学の現状と課題について教員が考える良い機会となりました。
<当日の様子>
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