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  1. 国立大学法人 北海道教育大学
  2. 附属釧路義務教育学校
  3. 学校紹介
  4. 校長あいさつ

学校紹介校長あいさつ

落ちるリンゴを待たないー互いの強みを発揮し合い、新しい道をひらく

■義務教育学校開校6年目,まだまだ???
 本校は,令和3年4月に北海道教育大学の附属学校で初の義務教育学校として開校し,「個性と協働性を尊重し,たくましく生きる人間」を学校の教育目標に掲げ,今年度で6年目を迎えます。予測困難で急激な社会の変化等への対応など,一人一人が個性を発揮し他者と協働して,様々な問題を協働的に克服するたくましさを実装した「新しい道をひらく人間」をいかに育んでいくかが問われています。
 本校の前身である附属釧路小?中学校の開校50周年記念誌に,開校当時の生徒会誌に記された詩の「ぼくらの学校には,過去はなく,歴史もない。そこにあるのは,ぼくらの手で拓かれる素晴らしい未来だ」という一節が記されています。開校6年目の今,改めてこの言葉を心に刻み直したいと思います。
 「未来」とはあらかじめ用意されている既にそこに「在る」ものではなく,子供たちが「創る」ものです。そして,「教育」は,子供たちが素晴らしい未来を創造できるように,教職員や保護者の方々をはじめとする大人達が手助けをする営みとも言えます。未来がこうだからこれを覚えなければならないという受身の発想ではなく,こんな未来を創りたいからこんな力を身に付けようという積極的な意思で,仲間と共に学び続けて創り出すものなのです。

■現段階での成果の一端
 そのため,様々な社会の変化や未知の課題に遭遇しても,浮き足立たず,お互いに寛容さと自制心をもって粘り強く対話することを通して,納得解を共有できるような「人間が中心となる社会」を築くべく「自分の足で立って,自分の頭で考える」資質と能力を確かなものとする学校としての日々の営みが極めて重要であり,まだまだ道に踏み出したばかりではありますが,次のような手応えを感じています。
①?シェアド?リーダーシップの育成
 地域?社会を担う人材としての「リーダーシップ?フォロワーシップの育成」をめざし,子供たちが互いの個性を尊重し合い高め合う協働的な関係を,誰もが時にリーダーとなり時にフォロワーとなって影響力を発揮し合うシェアド?リーダーシップの育成する教育活動として実現するカリキュラムを開発し,道内はもとより全国へ発信しています。
②?総合的な学習の時間「地域学」カリキュラムの開発
 カリキュラムの特色の一つである「地域学」における探究的な学びでは,子供たちが釧路の魅力と現状を調査し,釧路を支える様々な職業に就く人たちを取材して,課題解決のプランを構想?検証?発表しています。
③?ICTを普段使いする教育活動の展開
 いち早くICTを活用した教育活動にも取り組んでいます。子供たちがタブレットを手に,仲間と考えを共有して対話したり,学習を振り返って自らの学びを調整したりできるよう,個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実する「主体的?対話的で深い学び」の日常化に力を注ぎ,学力面でも十分な成果を上げています。

■落ちるリンゴを待つことなく果敢に挑み続ける2026
 2013年4月1日のサントリーの新聞広告で,作家の伊集院静氏は,機会を待つのではなく自ら積極果敢に行動を起こす姿勢の大切さについて述べています。
たとえば,「落ちるリンゴを待っていてはダメだ」という言葉に象徴されるように,与えられる未来を待つのではなく,失敗を恐れず,いや,あえて風に向かって挑戦しつづけ,困難を乗り越えていく過程にこそ,価値の創造の本質があることを示唆されています。
 長きにわたって存続する企業は,社会の移り変わりに敏感に対応し変化し続ける企業です。創業からの理念,顧客からの信頼,企業ならではの技術など,独自の価値を生かして発展し続けるのです。私たち附属釧路義務教育学校も同じです。
 「何のために存在するのか」という存在意義を時代の変化に合わせて創造できるかが常に試されます。
 私たち教職員は,今後も数十年先を見据え,子供たちはもとより,家庭や地域の方々の思いに耳を澄まし,地域に期待され必要とされ続ける附属学校たるよう,一丸となり「新しい道をひらく」創造的挑戦者として,たゆまぬ一歩を踏み出し続けることをお誓いし,ご挨拶といたします。
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令和8(2026)年4月
北海道教育大学附属釧路義務教育学校長 早勢 裕明

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