研究活動対話的学習
大学?教職大学院?学校の連携による対話的学習に向けたカンファレンスシステムの構築
プロジェクトの背景と目的
本プロジェクトは、小?中学校における各教科授業内の児童生徒たちの対話的活動に影響する教師のかかわり方の技術向上を目指して、大学?教職大学院?教育現場の三者が連携したカンファレンスシステムの構築と、その具体的効果としての子どもの学力?体力への影響を検証することを目的としています。
近年、児童生徒の言語活動の充実を図ることや能動的な学習活動を引き出すことが、学力?体力の向上に影響するという報告が多くあります。特に「対話的な学びの過程」の重要性が認識され、対話の中から学習を深めることが学校教育には求められているのです。
そのため、これからの教師には児童生徒たちの対話を俯瞰的に見渡して、適切に介入するための技術や授業分析能力が必要となるのです。
本プロジェクトでは、大学の研究者、教職大学院の研究者および高度な知識?経験を有する実務家教員、授業研究のノウハウを持つ附属学校、そして一般的な公立学校が連携し、授業改善に向けて協議?協働することで、様々な授業改善方法を多面的に検討することが可能になると考えています。
また、これまで困難だった児童生徒たちの対話的状況について、最新のセンシングツールを使用し図式化?数値化することで、過去にない教育技術の分析が可能となり、対話的学習活動を促進するための実践的で実際的な指導技術向上に直結する成果が得られることが期待されています。
さらに、本プロジェクトから得られる知見によって、現場教員の指導力向上といった教師教育や、教員養成段階での学生の授業力育成にも貢献できると考えています。
実施体制
北海道教育大学札幌校
報告書
- 令和元年度進捗状況報告(292.76 KB)
- 令和2年度進捗状況報告(267.65 KB)
- 令和3年度実績報告(311.38 KB)